土地改良区とは

土地改良区って何?

土地改良区は土地改良事業を行うための団体として、土地改良法により特にその成立を認められている公法人で、県知事の認可により成立します。法人の性格は社団(組合)ですが、その名称に『区』という語を用いており、地縁的性格の強い団体です。
また、土地改良区が成立すると、その地区内にある土地について、土地改良法第3条の資格を有するものは、設立の同意、不同意に関係なく、すべてその土地改良区の組合員になります。(土地改良法第11条)

土地改良区の仕事

かんがい排水事業(用水路・排水路整備)、圃場整備事業(農地を整備し田畑に水を引く)等の土地改良事業、用排水路等の維持管理などを行い、農業生産の基盤を支えています。
農業用水路は全国に約40万㎞あると言われています。これは地球10周分に相当する距離で、全国で約4,500団体が管理しています。近年では、農地と宅地の混住化が進み、災害時の防火用水や、降雨時に地面に浸透しきれなかった雨水が流れたりするなど、水路は農業以外にも利用されています。また、水路は魚などの生物の住処になるなど様々な機能があり、土地改良区や農家だけに関係するものではなくなってきています。
今後は土地改良区、農家、地域住民が一体となって水路を守っていくことが求められています。

水土里ネットとは

水土里ネットは土地改良区の愛称であり、その意味は以下の通りです。

「水」・・・・・農業用水、地域用水など
「土」・・・・・土地、農地、土壌など
「里」・・・・・農村空間。農家や地域住民が一体となった生活空間など。

『水土里』
豊かな自然環境、美しい景観を意味し、おいしい水、きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。

『水土里ネット』
以下のような意味合いを包含しており、将来に向けた土地改良区の役割と姿を表現しています。

●地球10周分の水路ネットワーク
土地改良区は、全国の40万㎞に及ぶ水路等のネットワークによって農村の健全な水循環を形成し、農地を潤すことにより安全で安心な「食」と「農」の基盤づくりを担うとともに、これが国民共有の財産である美しい農村の基礎ともなっているとの役割を地域及び国民にアピール。

●農家、地域住民等のネットワーク
人、物、情報のつながりにより、農家のみならず、地域住民や都市住民と連携(ネットワーク)して、「水」、「土」、「里」を創造し、都市と農村の共生対流を促進。

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