土地改良区って何?

土地改良区は土地改良事業を行うための団体として、土地改良法により特にその成立を認められている公法人で県知事の認可により成立します。法人の性格は社団(組合)ですが、その名称に「区」という語を用いており、地縁的性格の強い団体です。

土地改良区の仕事

かんがい排水事業(用水路・排水路を整備する)、ほ場整備事業 (農地を整備し、畑や田んぼに水を引く)等の土地改良事業、用排水路等の維持管理などを行い、農業生産の基盤を支えています。農業用水路は全国に約40万kmあります。これは地球10週分に相当する距離で、全国で約7000団体が管理を行っています。近年では、農地と宅地との混住化が進み、災害時の防火用水や、降雨時に地面に浸透しきれなかった雨水が流れたりするなど、水路は農業以外にも利用されています。また、水路は魚などの生物の住処になるなど、様々な機能があり、土地改良区や農家だけに関係するものではなくなってきています。今後は、土地改良区、農家、地域住民が一体となって、水路を守っていくことが求められます。

   
ゲートの操作 ゴミ等の除去 

水土里ネットとは

 水土里ネットは土地改良区の愛称です。「水」は農業用水、地域用水など、「土」は土地、農地、土壌など、「里」は農村空間、農家や地域住民が一体となった生活空間などを表しています。

知っていますか?農地の多面的機能

田んぼや畑は、お米や野菜などを作るなどの食糧生産の面だけではなく、洪水等の防止、地下水の涵養、大気の浄化、気温上昇の防止など、私たちの普段の生活にも重要な役割を果たしています。

機能の種類 評価額 評価方法
洪水防止機能 3兆4988億円/年 治水ダムを代替財として評価
土砂崩壊防止機能 4782億円/年 土砂崩壊の被害抑止額によって評価
土壌浸食(流出)防止機能 3318億円/年 砂防ダムを代替財として評価
河川流況安定機能 1兆4633億円/年 利水ダムを代替財として評価
地下水涵養機能 537億円/年 地下水と上水道利用上の差額によって評価

出典
日本学術会議「地球環境・人間生活にかかわる農村及び森林の多面的な機能の評価について(答申)」
社団法人 農村環境整備センター 21世紀への提言 Solution 農業・農村の多面的機能を見直そう

もっと詳しく知りたい方は下記ホームページををご覧下さい。

農業農村の多面的機能(外部リンク)


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